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右下の奥歯が痛い(抜歯即時インプラント治療へ)

2024年7月22日

こんばんは。

医療法人社団世隼会理事長の鈴木です。

土日と福岡で行われている土屋先生の年間コースから今日帰ってきました。

何を行っているかというと診査診断から噛み合わせの治療、そしてフルマウス(全顎)の治療計画や方法、そしてラミネートベニアなどの審美治療をトータルで行なえるようになるためのセミナーです。

このセミナーは本当に全歯科医師が受けた方がいいと思います。

治療の技術が上がり長持ちさせるための治療も行なえるようになるから絶対条件だと思います。

勤務医だった時代から数多くのセミナーに参加してきました。

現在も技術力の向上のため多くのセミナーに参加したり、セミナー講師を任されたりとさせていただいておりますが、私がいない間にスタッフはしっかりと仕事をまっとうしてくれているので恥ずかしいのでここで「いつもありがとう」と感謝を伝えたいと思います。

さて、今回は

ずっと通っていただいてる患者さんで最初に来られた時に右上の奥歯が揺れて痛いのでインプラントをしたいとのことで来院されました。

その部位は歯周病が進みグラグラな歯でした。

その部位にインプラント治療を行い他にも小さな虫歯の治療と歯周病の治療を行い定期メンテナンスへ移行していました。

3ヶ月に1回のメンテナンスで1年に1回はレントゲンを撮影し状態を確認していました。

ちょうど前回の時のメンテナンス時(R6年3月頃)に右下奥歯にインプラントを10年以上前にされていて、その手前の歯が痛いとのことをおっしゃていたのでその部位のみのレントゲンで確認すると、根尖性歯周炎という状態だとわかりました。

その病気は根の治療(神経を取る治療)をしている歯によく見られます。

治療方法(治療しない場合も含めた)は

1:根管治療を行う

2:そのまま経過観察を行う(投薬治療による対処療法)

3:抜歯

になります。

精査を行うため3次元でのCT撮影を行いました。根管治療を行った場合に破折も疑われるので、抜歯になる可能性もお話ししたところ、今回の歯に関してはまだ抜歯はしたくないのでそのまま次の時まで(3ヶ月後のメンテナンス)様子を見たいとのことでした。

そしてちょうどメンテナンスが6月中旬にありご本人からやっぱ無理そうなので抜歯してもらいインプラントにしたいとおっしゃられました。

右下奥から2番目(画像左下奥から2番目)の被せ物が入っている部位

 

抜歯後の写真が上記です。

膿の袋をしっかり取り除いた後です。

歯は真っ二つに根っこで割れていました。CTを取ることでわかっていましたがやはり診査診断には欠かせません。

抜歯と同時にインプラントを入れました。

レントゲンではこのように写ります。

今回は抜歯と同時にインおプラント治療を行うことで

抜歯後の治癒過程を使ってインプラントを早くに結合させ噛めるようにする為に行いました。

費用はインプラント体と被せ物と骨補填剤を入れて

トータル36万円(税込)

SPIインプラントを用いているのでかなり早くに噛めると思います。

インプラント治療に関しては

ガイデットサージェリーを用いた治療も行っていますし、

オールオン4や抜歯即時荷重インプラント治療なども多く行っています。

もし気になる患者さんがいらしたら理事長の無料相談と言っていただければと思います。