抜歯即時インプラント治療
2020年6月14日
こんばんは。
埼玉県川口市 東川口にある歯医者
ＨＳデンタルサロン 東川口けやき通り総合歯科
院長の鈴木です。
今回も抜歯即時インプラント治療を。
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患者さんは32歳女性です。
2週間ほど前に左上の歯が食事中に折れて痛いとのことで来院されました。
初診時のその部位の写真がこちら
隣の歯もかけていていますが、この歯はインプラントをいれたあとに治療予定です。
初診時の段階では痛みがあったため
痛み止め(抗炎症薬・鎮痛薬)と抗生物質を投与し、まずは痛みを取ることからはじめました。
痛みが強い場合、麻酔が効きにくいため
抜歯をしている最中や、抜歯後の痛みが強くなってしまうため、前処置として行います。
そしてその日に抜歯後の治療をどうするか？を決めます。
ブリッジ
入れ歯(義歯)
インプラント
の３択になります。
まず、ブリッジとは？？
歯がない部分の両サイドを削ります。
そこに３本連結した被せ物をかぶせたものです。
利点としては
自分の歯が１００%で噛めるとした場合約６０〜８０%のちからでかむことができる。見た目の違和感は少ないセラミックを使用すればさらに綺麗な仕上がりになるが、インプラントと同じく保険外になる。
欠点としては
両隣の歯をけずらなくてはいけないので、滲みる感覚がつよかったり痛みが出てしまった場合に、神経を取る治療が必要になることがある。そして、３本を２本(今回の場合)でささえなくてはいけないことで、両隣の歯に負担がかかりその歯がダメになってしまった場合抜歯になってしまう可能性がある。
次に入れ歯(義歯)について
利点は
歯をあまり削らなくて済む。安価。保険外診療の入れ歯の場合見た目がよく薄いので違和感が保険の入れ歯よりも少ないものもある。
欠点は
バネをかけた両隣の歯に負担がかかるため抜歯になるリスクがあがる。異物感が強く吐き気をもよおす場合がある。入れ歯の部分の下の歯茎がどんどん吸収したベガスが詰まりやすくなり痛みを伴う場合もある。自分の歯が100%で噛めるとしたら約30%ほどでしか噛めない。
インプラントは
欠点は
保険が効かないために高価である。(当院ではトータルで１本あたり２６万円〜３２万円)外科処置が必要になる。まれにインプラントが骨と結合せずに脱落してしまうこともある。
利点は
自分の歯が100%としたら90%で噛める。隣の歯を削らないですむ。違和感も少ない。見た目が自分の歯とあまりかわらない。(セラミックを選んだ場合)
となります。
そこで今回の患者さんは左上5番目のが折れていて、また、右上4番目から左上4番目まで８本の歯をブリッジで固定して歯を入れていたので、それは外したくないとのことでインプラントを選択されました。
抜歯した歯がこちら。
そしてインプラントを入れる前と入れた後のレントゲン写真を。
このようになりました。
抜歯をして即時インプラントなので２回も外科処置をせずにすみますので、体への負担もそして、メンタル面でも負担が軽いと思います。
今回はバイコーチカルで、上顎洞底の骨に噛み込み初期固定も得られたので予後はとても良いと実感しています。
当院は１２月に開業して、おかげさまでインプラントをしたいという患者さんが多く
２０２０年１月から６月現在までに入れた本数は４２本となりました。
岡山県でも病院をやっているので、両院合わせて１０２本となりました。
２０１９年は岡山県の病院のみで２１６本でした。
このように当院はインプラントを数多く扱う病院のため、院長であるわたくし鈴木は３４歳という最年少でオステムインプラントのアドバイザーに就任することになりました。歯科医師の先生がたに教えるという立場になりましたのでより一層新しい知識を得なくてはと思います。
そしてその知識を患者さんに還元できるように、頑張りたいと思います。インプラントが全てではありません。神経の治療も虫歯の治療も予防も矯正治療も全てをマスターして、東川口、越谷市、草加市、さいたま市などまわりの市からもきていただけるような歯科医院にしたいとおもいます。